パリの街頭小便器が物議に

パリ市内の街頭に設置された新型の小便器が論争を引き起こしている。この小便器は「ユリトロトワール」と命名され、ナント市の中小企業ファルタジが開発。大型の箱のような形で、赤い上部の部分が小便器になっており、下部のステンレス製の箱の部分に小便が溜まる仕組みになっている。藁などの自然の材料を用いて、小便は乾式にて貯蔵され、匂いも吸収される。定期的に回収がなされ、小便はコンポスト化され、便器上部に植えられた植物の培地として活用される。この春から、クリシー広場、リヨン駅近く、そして5区のティノロシ広場に順次設置され、サンルイ島(4区)のセーヌ川河岸にも設置された。このうち、サンルイ島の「ユリトロトワール」は、セーヌ川を見渡すポイントから小便をできる立地となっており、愛好家には悪くない場所だが、人通りもある場所で開放的に用を足すことを奨励するとは何事かという批判の声も多く聞かれる。4区のベイユ区長(社会党)は、地元の町内会の意見も聞いた上で、立小便を抑止する目的で設置したものだが、設置場所には多少の不都合があったかもしれないとコメント。町内会の要望があれば場所を再考すると説明している。