独Delivery Hero(フードデリバリー)、仏、伊などから撤退

フードデリバリーの独Delivery Heroは8月2日、2018年上半期業績を発表した機会に、フランス、イタリア、オランダ、オーストラリア市場からの事業撤退を明らかにした。仏事業に関しては、フードデリバリー子会社のFoodoraを売却する。競争激化が原因で、同社はすでにブラジル子会社を譲渡している。Delivery Heroの今年上半期のグループ売上高は3億5700万ユーロに達し、前年同期比で60%の増収を記録。通年での売上高見込みも7億6000万-7億8000万ユーロに上方修正した。一方で、2019年も損益均衡は達成できないとの見通しも明らかにした。
Delivery Heroはフランスでは宣伝広告への大型投資を行って、市場シェアの拡大に取り組んでいたが、損益均衡の目処がたたないことから撤退を決めた。仏市場では英Deliveroo、英Just Eatとの競争が厳しいうえ、新規参入したUber Eatがマクドナルドとの提携もあって確実に市場シェアを伸ばしている。また食品小売大手のカルフールもフードデリバリー事業への進出を開始。単純なフードデリバリーだけで採算性を確保するのが難しい状況になっている。仏市場からはベルギーのTake Eat Easyが2016年に撤退を決定。仏Fetchも今年7月に事業を停止した。