2020年のパリ市議会選、グリボー政府報道官(LREM)が出馬に意欲

2020年の統一市町村選挙で特に注目されているパリで、与党LREMが選挙の準備を進めている。政府報道官(閣僚)を務めるバンジャマン・グリボー氏が市長を目指して立候補する可能性が浮上している。
LREMはこの春に、パリ市議会選に向けて「推進委員会」と「政治委員会」を設置。グリボー氏は「政治委員会」の委員となり、毎月の定例会合に出席し、政策綱領の準備作業に積極的に加わっている。グリボー氏は40才、かつては社会党のストロスカーン派に属し、その後マクロン政権に合流した。グリボー氏は、出馬するのであれば2019年春に発表するとし、出馬するとしたら閣僚を辞して選挙に専念するとも述べた。
LREMではこのほか、マジュビ・デジタル閣外相が出馬に意欲を示している。閣外相は34才、モロッコ系のフランス人で、民衆地区の19区から総選挙に出馬して当選、そのまま閣僚に就任した。去る5月には同性愛者であることを公表。若手、外国系、同性愛者、民衆地区出身というアピールポイントを積み重ねて、出馬の機会をうかがっている。ただし、両者とも、時が来て候補が決まれば、選挙の勝利を目指して協力するとし、正面切っての対決姿勢は示さないように配慮している。マクロン大統領の意向が決定的になるのは間違いないところだが、社会党のイダルゴ市長に近い筋は、結集力のないグリボー氏が出てくれば打ち負かすのは容易だと見ているという。