小麦の取引価格、一時1トン220ユーロ近くに

ユーロネクストで小麦の取引価格が2日、1トン当たりで一時219.5ユーロの記録的な高値を付けた。2014年4月以来の最高値となった。3日にも、9月渡しで213ユーロ、12月渡しで213.75ユーロと高めの水準が続いた。2017年の最高値は193.25ユーロで、今年は極めて高い水準に跳ね上がっている。北欧を中心とした足元の猛暑と干ばつによる収穫への懸念を背景に、取引価格が上昇している。フランスでは、今年の収穫量は3400万トン程度となる見込みで、前年の3660万トンから後退する。ただ、穀物生産者の多くは財政的に厳しい状況に直面しており、取引価格の上昇は収入の増加をもたらす要因となりうる。
2日の取引では1日で1トン当たり12ユーロという急騰を記録。これは、穀倉地帯であるウクライナ農業省が誤って、小麦の輸出禁止措置を導入する可能性を示唆したことが材料となった。この発表は、翻訳の誤りとして同日の取引終了前に農業省により否定されたが、それでも3日に取引価格は高止まりした。ある筋によれば、2018年の小麦(軟質及び硬質)の収穫量は1億3660万トンに留まる見込みで、これは前年から1500万トンの減少となる。