英閣僚、欧州委員会の交渉姿勢を批判

英国のフォックス国際貿易相は8月5日付の英サンデータイムズ紙上で、欧州連合(EU)からの離脱問題について、合意なき離脱に至る可能性を「6対4」と予測し、欧州委員会の非妥協的な交渉姿勢が合意なき離脱を招きつつあると批判した。同相は、選挙で選出されたわけではない欧州委員会の官僚が、硬直した原則論に固執し、欧州市民の利益を無視しているなどと強調した。
EUを代表して交渉を行うバルニエ交渉官が、英国の提案のうち、特に関税に関する協定案を拒否し、アイルランドにおける国境問題に解決の兆しが見られない中で、メイ首相やハント外相を中心に英国政府の閣僚がフランスやオーストリア(現在のEU議長国)の首脳や政府閣僚との協議を通じて、打開の可能性を探っているが、いまところEU側の結束は固く、バルニエ交渉官の頭越しに交渉するような気配はみられない。また、メイ首相がEUに提示した構想自体が、英与党内の強硬離脱派から批判されており、英政府は内外で強い圧力にさらされている。