オルリー空港でラップ歌手2人が乱闘

パリ・オルリー空港で1日午後、ラップ歌手2人が乱闘を展開する騒ぎがあった。一時は同空港の第1ホールが閉鎖され、数便に最大で30分の遅れが出た。
騒ぎを起こしたのは、ブーバ(41)とカーリス(38)の二人。両者はそれぞれ、コンサートに出演のため、同空港からスペイン・バルセロナに向けて出発する予定だったが、空港ホール内で相互に罵倒の末、喧嘩になった。両者のそれぞれの仲間が加わっての乱闘騒ぎに発展、空港を管轄する国境警察が両者を含む合計13人を逮捕した。警察は2日の時点で勾留を継続し、取り調べを行っている。
ブーバは、同じラップ歌手のローフやラフイーヌなどを宿敵と見定めて、場外乱闘を繰り返している。彼らにとってそうした争いは、強面のイメージを高めて、セールスにつなげる宣伝活動という側面もある。カーリスは、もとはブーバの弟分的な立ち位置だったが、ブーバがローフとのバトルでカーリスから十分な支援が得られなったと不満を抱いたのがきっかけとなり、両者は敵対関係に転じていた。現場に居合わせた人々が撮影した動画が、当のブーバのオフィシャルサイトを含めてネットに出回っており、たとえ本気の争いであっても、また逮捕されても、いや、おそらくはそれだからこそ宣伝活動の手を緩めるつもりはないようだ。