フィールズ賞受賞者決まる、フランス人は含まれず

国際数学者会議はこのほど、リオデジャネイロ(ブラジル)で4年に1度の総会を開き、2018年のフィールズ賞受賞者を決めた。フィールズ賞は数学界で高い権威のある国際賞で、優れた業績を挙げた40才以下の数学者が選ばれる。今年は、ショルツェ(ドイツ)、ビルカー(クルド系英国人)、フィガリ(イタリア)、ベンカテシュ(インド系オーストラリア人)の4人が受賞した。今世紀以降の受賞決定では、必ずフランス人が受賞者に含まれていたが、今回は受賞者が出なかった。ただ、イタリアのアレッシオ・フィガリ氏(34)は、仏リヨン高等師範学校で2007年に博士号を取得、同年にCNRS(仏国立科学研究センター)に研究員として採用されるなどフランスとは縁が深く、フランスの数学教育界は新たな手柄として受賞を歓迎している。なお、博士論文の指導教官の一人は、やはり2010年にフィールズ賞を受賞したセドリック・ビラニ氏(現在は与党LREM所属の下院議員)だった。