リールのパスツール研究所、「長寿研究センター」を設立

仏日刊紙ルフィガロは7月23日付で、リールのパスツール研究所が去る4月に設立した長寿研究センターについて報じた。同センターは、高齢者の健康増進を目的とする研究等を行い、CNRS(国立科学研究センター)、INSERM(国立健康・医学研究所)、INRIA(国立デジタル科学研究所)、リール大学病院などの教育・治療機関などと協力する。当座は高齢者を対象とする健康評価の取り組みを開始。年内に100人程度を対象に、実年齢と身体年齢の比較などの評価を行い、脆弱性を特定し、改善のための指導を提供するという活動を行っている。対象者は年金公庫から紹介された人々だが、今後は地元のオードフランス地域圏を通じてこの種の取り組みを拡大し、問題の早期発見を通じて高齢者の健康維持への貢献を目指す。
フランスでは、2060年時点で全国の100才以上の高齢者数は20万人に上るものと予想されており、現在の2万1000人から大きく増える。高齢者の自立支援は国の財政に直結する課題となっている。