スウェーデンで大規模な山火事、高温と干ばつが背景に

スウェーデンで例外的な規模の山火事の被害が発生している。記録的な高温と干ばつを背景に、21日の時点で、50ヵ所程度で火災が続いている。
北欧では所により最高気温が35度に上るという例外的な高温に見舞われており、数ヵ月来の少雨で乾燥も目立っている。内陸の湖水は水面が下がり、船舶による物資の運搬が困難になる状況も出ているほどで、こうした干ばつと高温を背景に、何らかの原因で引火した火が大きく燃え広がる状況が出現している。スウェーデン気象協会SMHIは、気候変動によりこうした例外的な状況が今後、より頻繁に発生するようになるとの見方を示している。スウェーデンでは山火事に対する備えが手薄で、21日にはフランスとイタリアから4機の消火飛行機が派遣された。林業開発により人工林が広がり、山火事に対して脆弱であるという問題点も指摘されている。消防隊員の不足も目立ち、組合によると、全国で2500人(パートタイム換算)が不足しているという。