夏の道路補修工事、アスファルトの品不足で遅れ

仏では例年5月から9月にかけて道路補修工事がたけなわとなるが、今年はアスファルトの調達目処がつかず、工事の進行に障害が出始めている。道路建設補修のColas(ブイグ傘下)、Eurovia(バンシ傘下)、エファージュ・ルートが加入する業界団体のルート・ド・フランスは7月18日に、運輸省に対してアスファルトの品不足について警告した。アスファルトの不足は、自治体からの受注増加、春に争議で製油所が閉鎖されたこと、トタルのロワールアトランティック県の製油所及びエッソのセーヌマリティム県の製油所での操業停止などの複数の要因が重なった。一方、仏石油連盟(UFIP)は、製油所でのアスファルト製造には問題はなく、アスファルトを輸送する大型車両の運転手が不足していることが、供給面の問題を引き起こしていると主張している。危険物を輸送する資格を有する大型車両の運転手不足は今に始まったことではなく、今後も続くことが予想される。また仏国鉄SNCFのストのため、鉄道輸送から陸上輸送への振り替えが進んだことが運転手不足に拍車をかけたとされる。道路補修工事の70%は自治体からの受注で、アスファルト不足による工事開始の遅れや工事の停止に関して制裁金の支払いが求められる可能性があり、ルート・ド・フランスでは制裁金支払いの回避を運輸省に陳情した。なおアスファルト不足は9、10月まで続く見込み。