与党議員、すべての女性に人工授精の権利を認める法案を提出へ

与党LREM所属のシシュ下院議員は、すべての女性に人工授精を受ける権利を認める法案を、近く議員立法法案の形で提出すると予告した。
人工授精の是非は、同性婚の解禁を経てクローズアップされるに至った。女性の同性婚カップルが子どもを得るための手段として人工授精を認めるかどうかは論争の対象となっており、政治的に微妙な問題でもある。政府は2019年に予定されるバイオエシックス法の改正の一部として、この問題に取り組むと予告しており、最近では具体的な法令整備の方向性を提言する行政最高裁(コンセイユデタ)の意見書も提出されているが、マクロン大統領は先の両院合同会議における演説でこの問題についてはまったく触れておらず、与党内の「進歩派」は、実現が遅れるのではないかと懸念を強めている。法案の提出には、政府に対して早期の対応を促す意味もある。
シシュ議員が準備した法案は、同性婚のカップルにも異性婚のカップルと同様、人工授精の費用を100%保険で払い戻す旨を定めている。また、代理母出産で外国にて生まれた子どもについて、親子関係を自動的に認めることと、女性の同性婚で生まれた子どもについて、出産した側ではない者が自動的に親子関係を認められるようにすることも提案している。