100%クリーンエネルギーの航空機エラオール、試験飛行始まる

「100%クリーンエネルギー」の航空機プロトタイプ「エラオール(Eraole)」の試験飛行が14日に始まった。ロッシュシュルヨン飛行場を出発し、1ヵ月かけてフランスを1周して飛行データを集める。
このプロトタイプはオセアン・ビタル財団が9年間をかけて開発。メセナの支援や公的研究機関との共同研究を得て、合計で500万ユーロの投資がなされた。プロトタイプは二翼型で翼部には太陽電池パネルを設置。また、植物由来の燃料油で内燃機関エンジンを稼働し、飛行中に電気分解で得る水素が燃料に添加されるというマルチハイブリッド方式を採用する。電力が25%、燃料油が70%という比率になる。電力推進の航空機としては「ソーラーインパルス」が知られるが、エラオールは地上での充電は行わない点に特殊性がある。燃料油は、サトウキビの残滓から抽出の「バイオジェット」を仏石油大手トタルから調達する。
エラオールは重量が750kg、航続時間は70時間、時速は100km。今回のテストでデータを集めて、2019年にはリンドバーグと同じ大西洋横断飛行に挑戦する。技術の有効性を実証し、ライセンス供与などを売り込む構え。