仏航空管制システム、老朽化で安全上の懸念も

7月12日付の仏レゼコー紙は、フランスの航空管制システムが老朽化し、安全上の懸念が鮮明になっていると報じた。6月26日には、飛行計画処理システムの更新の際に不具合が起きて大半のデータが損失し、ブレスト航空管制センターでは、飛行中の航空機1機が管制画面から消える事態となった。航空機の衝突事故につながりかねない重大な事案となった。フランス国内の5ヵ所の航空管制センターのうち3ヵ所では、便名や飛行ルートなどを記載した「ストリップ」(運行票)が利用されているが、欧州の航空管制センターの大半では、このような方式は既に廃止されている。
航空管制当局(DSNA)は仏タレス(防衛電子)と、新しい航空管制システム「4-Flight」の開発を進めているが、導入の日程は大きく遅れている。導入は、当初の2015年から2020−21年に延期されており、さらに2022-23年にまで遅れる可能性もある。