ルバロワペレ市のバルカニ市長夫妻、脱税容疑で起訴

金融犯罪捜査当局の担当予審判事らは6日、パリ西郊ルバロワペレ市(オードセーヌ県)のパトリック・バルカニ市長とその夫人であるイザベル・バルカニ氏を起訴することを決めた。夫妻は脱税や不正利益の取得を通じて不動産等の資産を内外で購入し、不正に蓄財していた疑いが持たれている。
バルカニ夫妻は保守陣営の有力政治家で、かつてはサルコジ前大統領との強いつながりで知られていた。バルカニ市長は1980年代から1990年にかけて、オードセーヌ県の低家賃住宅(HLM)公団の会長を務めていたが、当時の公団の責任者を務めていたシュレール氏が汚職事件などで有罪判決を受けた後、バルカニ夫妻を告発し、これを受けて2013年末に当局が捜査を開始していた。調べによると、バルカニ夫妻は他人の名義でサンマルタン島やモロッコ・マラケシュに別荘を購入。資金は一部、契約を付与した先の不動産開発業者から拠出させるなどしており、保有資産は税務当局が把握できないように隠していた。総額で130万ユーロ相当の蓄財がなされたという。夫妻と共に、息子のアレクサンドルと顧問弁護士のオブリ氏、そしてサウジの実業家アルジャベル氏が共犯容疑で起訴された。