仏農業省、「和牛」を品種認定

仏農業省は去る3月に「和牛」の品種認定を決めた。和牛は10年ほど前にフランスに導入されたが、これまでは「その他の外国産品種」に分類されていた。
フランスの和牛飼育の団体の集計(今年2月)によると、国内では14ヵ所で、合計600頭の和牛が飼育されている。ナント近くで養牛業を営むエマニュエル・リアランさんは、5代目という養牛一家の出だが、6-7年前に飼育方法を抜本的に見直し、和牛の飼育に乗り出した。畜舎の空気・湿度を管理し、農薬が入らない牧草にミネラル、ビタミンが豊富な微細藻類や麻の残滓(霜降りを促進するオメガ3を含む)を加えたりと、工夫を施している。
和牛は普通の牛に比べて飼育期間は2倍の36-40ヵ月に及び、フィレ肉は1キロ180ユーロと3-4倍に上る。日本から輸入される神戸ビーフはさらにこれを上回る。欧州高級食肉の輸入業者であるジロディ氏によると、神戸ビーフの欧州への輸入額は2000万ユーロ程度と少ない。