パリ市議会、ベルシー・シャラントン地区の開発計画を承認

パリ市議会は7日、ベルシー・シャラントン地区の開発計画を賛成多数で承認した。開発の前提となる地区設定を承認した。
ベルシー・シャラントン地区は12区(右岸)を通る鉄道の周辺に設定される。全体で80ヘクタールの土地からなるが、鉄道や自動車専用道などが多いため、実際に建設が行われるのは18ヘクタールとなる。これと並行して、自動車専用道を挟んで東側に広がるシャラントンルポン市内でも12ヘクタール分の整備がなされる。
ベルシー・シャラントン地区の全体の整備は、英建築家のリチャード・ロジャーズ氏が手掛けた。6軒の高層ビルが建設され、9000人分の住居も整備される。市議会での審議では、イダルゴ市長(社会党)に協力する環境派が反対に回ったほか、左翼政党「不服従のフランス」の所属議員も反対。共産党とLREM(マクロン大統領が設立の政党)の賛成を得て、かろうじて計画案が承認された。反対派は、エネルギー消費が多い高層ビルは環境に悪く、不経済であり、前時代的な開発計画だと主張。これに対して、イダルゴ市長側は、9000人という住民の人口密度は市内の他の地区よりも低く、また、高層化をしなければ、計画ほどの規模の緑地整備(2ヘクタールの予定)は断念しなければならなくなると反論している。