ツールドフランス、フルームの出場禁止は却下に

7日に開幕のツールドフランスを目前に控えて、大会主催者のASOは1日までに、ドーピング疑惑があるスカイ・チームのクリストファー・フルームに対して、大会出場禁止を通告した。フルーム選手側はこの決定に対して異議申し立てを行った。CNOSF(仏オリンピック・スポーツ委員会)の審査部が4日に判定を下すことになっていたが、国際自転車競技連合(UCI)が2日にフルーム選手のドーピング陽性検査に係りシロ判定を下したことから、CNOSFの判定を待たずにフルームとスカイ・チームの出場が決まった。
ASOは、大会のイメージを損なう選手の参加を拒否できる旨を定めた大会規約第29.1条を根拠に、出場禁止を通告した。フルーム選手については、昨年9月のスペイン大会の際に基準値を超えるサルブタモールが尿中から検出されており、ASOはこれを問題視していた。選手側は、許可を受けて喘息治療薬を服用したものであり、規定の服用でも尿中濃度が高くなることはあるとの主張を展開、UCIは当初、この件の判定はツールドフランス大会の後で発表すると予告していたが、ASOの提訴を受けて発表を早め、2日の時点で制裁断念を発表した。