シモーヌ・ベイユ元厚相、パンテオン入り

昨年に亡くなったシモーヌ・ベイユ元厚相のパンテオン入りの式典が1日に開かれた。パンテオン前の仮設会場には猛暑の中でも数千人が訪れて、故人の偉業を称えた。
パンテオンは共和国の偉人を祀る霊廟。ベイユ元厚相は2017年6月30日に89才で死去した。元厚相はユダヤ人で、第2次大戦中にはナチスのユダヤ人狩りにあい、母親らと強制収容所に連行され、生き残った。戦後は法務行政の公務員となり、その後厚相として、妊娠中絶解禁法の成立に貢献。中道政党の有力政治家として、欧州の建設にも尽力し、欧州議会議長など要職を歴任した。存命中は、国民が選ぶ著名人の好感度ランキングで常に上位を占めていた。
マクロン政権はベイユ元厚相の没後、早い段階でパンテオン入りの準備に着手。遺族の了承を得て、元厚相を支えた夫のアントワーヌ・ベイユ氏と共にパンテオンへの改葬を行うことを決めた。死去からちょうど1年後にパンテオン入りが実現した。