出版業界、2017年に減収

出版業界団体SNEが28日に発表した集計によると、業界売上高は2017年に27億9000万ユーロとなり、前年比で1.6%減少した。うち、書籍販売は1.9%減の26億5000万ユーロ、権利販売(文庫化、翻訳、映画化等)は4.3%増の1億3800万ユーロだった。2017年には5月に大統領選があったが、これは通常、出版業にとって逆風になるという。各社は大統領選に押しのけられて販売が振るわなくなるのを恐れて、刊行を下半期に集中させる傾向があり、過当競争が生じて販売が共倒れになるのだという。そのせいか、逆に、今年に入ってからは販売が回復傾向を示している。
2017年に刊行されたタイトル数は前年比1.1%増の10万4671に上った。うち4万7538が新刊、5万7133が再刊だった。他方、電子ブックの売上高は9.8%増え、初めて2億ユーロの大台を突破した。28万タイトルが販売されている。