ブドウ畑で枝枯れ病の被害

全国のワイン用ブドウ畑で枝枯れ病の被害が広がっている。気候変動の影響などが背景にある。
問題の病気は、Eutypa lataと呼ばれる菌類や、ボトリオスファエリアと呼ばれる菌類が原因となって発生している。後者は世界的に広がっており、フランスでは10年ほど前からみられるようになったが、原因となっている菌類の多くは以前からフランスに存在していたものであり、ここへきて被害が広がっているのは、気候変動を含めた様々な要因が複合的に介在しているためであるという。生産者の側では、2001年にヒ素系農薬の使用が禁止されて以来で、有効な対策がなくなり、病気の被害が広がりやすくなったと主張している。1割のブドウの木が被害を受けているとも言われており、被害額は年間10億ユーロにも上るとの指摘もある。生産者側では、植え替えよりも費用が安くて済む接ぎ木による対策などを導入し、被害を食い止めることに努めている。