バカロレア試験が開始に

毎年恒例のバカロレア(高校卒業資格)試験が6月18日に始まった。例年通り、哲学の試験で始まった。全国の75万人に上る生徒が受験する。
バカロレアは全国一律の国家試験で、社会的にはある種の通過儀礼として機能している。合格者には大学に入学する権利が認められる。選抜試験なしに大学に入学できるという建前だが、近年では人気学部に入学希望者が集まり、くじ引きで入学者を決めるような状況も出現しているため、今年から事前登録の方式が改正されたが、この改正を巡っては、高校内申点の重視のような形で全国一律試験であるバカロレアの意義を損なうものだなどとする抗議の声も上がっており、大学占拠の抗議行動なども展開される中でのバカロレア試験となった。
現在、バカロレアの合格率は88%近くに上り、当該世代でバカロレアを取得する人の割合も78.8%まで上昇している。誰でも持っている資格として、「持っていても何にもならない」が、「持っていないとどうにもならない」ものでもあるだけに、受験生のストレスは変わらない。