30年前の幼女死体遺棄事件、両親が逮捕

1987年に発生した幼女死体遺棄事件で、30年余りを経て遺体の身元が判明した。12日までに両親が殺人などの容疑で逮捕された。
この事件では、ブロワ市近郊の高速道路A10号線の路肩で、1987年8月に幼女の遺体が発見されていた。身元はこれまで判明していなかったが、警察の調べで、死亡当時4才のイナス・トゥルブちゃんと判明した。事件当時、DNA鑑定はまだ端緒についたばかりで本格的には発達していなかったが、警察は保存していた証拠により、2008年にDNAの特定に成功、これをデータベースに登録し、親族がいないかどうか調べていた。その後、2016年にイナスちゃんの兄弟に当たる人物が暴行容疑で逮捕され、DNAの採取・登録がなされ、一致が確認されたことで、捜査は急展開を遂げた。
逮捕された父親のアハメド(66)と母親のハリマ(64)は14日にイナスちゃん死亡の事実を認めたが、双方に相互に責任があると主張している。遺体には折檻の跡があり、女性のものと見られる噛み傷までがあった。アハメドは当時、出身国であるモロッコの祖母に引き取られたなどと周囲に説明、自らが路肩に死体を遺棄したことは認めている。イナスちゃんは当時、幼稚園に通っておらず、姿を消したことを当局が把握しにくい状況があった。