フランス中銀、経済成長予測を下方修正

フランス中銀はこのほど、2018年の経済成長率を1.8%とする予測を公表した。去る3月に発表した1.9%との予測をわずかに下方修正した。2017年の成長率2.3%と比べると、成長の勢いはかなり減速することになる。中銀はこれについて、四半期ごとに0.4%(前の期比)という落ち着いた成長ペースが持続する局面に入ると説明。景気の足取りは堅調だと強調している。
四半期ごとの成長率は、1-3月期に0.2%まで減速、4-6月期には0.3%となる見込みだが、中銀はこれについて、特に大幅な成長率を記録した2017年末の推移に対する反動が一因だと指摘。たばこやエネルギーに係る租税の引き上げ、また原油価格の上昇に伴い、個人消費が停滞するという展開もあったが、下半期には減税措置の実施も予定されており、個人消費は回復に向かう見通しとした。また、2020年まで、輸出が輸入をわずかに上回る勢いで増加すると予想、全体として安定した経済成長が見込めると予想した。さらに、このペースだと、雇用数は2018年に20万人増、2019年と2020年にそれぞれ18万人増を記録し、2020年末の失業率は8.2%と、経済危機が発生した2008年末の水準にまで初めて低下する。