年金改革でパブコメ募集

政府は31日、年金改革に関する一般市民対象のパブコメ募集を開始する。10月25日まで、専用インターネットサイトを通じて意見を募集すると共に、11月まで地方単位で集会を開いて改革案の説明や意見聴取を行う。
年金改革政府代表を務めるジャンポール・ドルボワ氏は、31日付の日刊紙パリジャンとのインタビューの中で、年金改革の基本方針について説明。改革は、マクロン大統領が選挙公約に掲げたポイント制年金制度への移行を基本理念として進められる。ドルボワ代表は、民間部門でも、公務員部門でも、収入額が同じで就労年数が同じなら、年金支給額が同じになるという形になるように、ポイント制を導入すると説明。数多くの特殊制度については、それぞれの特殊性をよく吟味した上で、差別化が正当化される限りで、ポイント上乗せを認めるといった形で、全体のポイント制の中に組み入れ、一元化してゆく考えを示した。代表は、国民のすべてに平等・公平な基盤を与えて、社会の連帯を高める効果があると、ポイント制の利点を説明。62才という定年年齢(年金受給開始を決められる年齢)については、最低限の年金受給額を確保するという目的から、年齢設定を維持する方針を示した。
年金改革の日程では、意見聴取や労組との協議を経て年末に基本方針をまとめて、労使との本格協議に着手、2019年夏に改革法案を国会に提出するという流れになる。改革の施行は、大統領公約に沿って、2025年からとなる。