大衆貯蓄商品のリブレA、誕生から200年

リブレA(利息非課税の貯蓄口座)が1818年5月22日のサービス開始から200年を迎える。リブレAはフランス革命、ナポレオンの第一帝政を経て経済が疲弊した王政復古の時に開設された貯蓄商品。実施後6ヵ月ではわずか352件のリブレAが開設されたのみだった。しかし1829年には元本保証が約束され、出し入れ自由、利息非課税の原則が確立されたことから、1830年の口座数は10万件、1870年には200万件に達する大衆貯蓄商品へ発展した。2018年時点での口座数は5600万件に達しており、フランス人の83%が口座を保有している計算になる。リブレAで集められた資金は伝統的に鉄道網や河川交通網の発展に当てられ、1940年代は農漁村地区の電化に、また戦後は低所得層向け住宅の建設に使われてきた。利回りは1818年に5%でスタートし、1979年には過去最高の8.5%を記録したこともあるが、現時点では2019年まで0.75%への据置が決まっている。2020年から利回りの計算方法が見直され、インフレ率並みの利回り保証という原則が放棄された。