国家最優秀職人章(MOF)の受章者らが抗議行動

国家最優秀職人章(MOF)の受章者らによる抗議行動が17日、国会前で行われた。試験制度の「改悪」などに反対した。
MOFは各分野の職人技術の認知を図る目的で導入された伝統ある制度で、ガストロノミー分野が特に有名だが、対象分野は多岐に渡っている。4年おき程度で試験が行われ、合格者は三色旗と同じ色のカラーの着用を認められる。抗議行動を率いるチーズ製造業のクリスチャン・ジャニエ氏(2000年に受章)は、章の運営組織であるCOETが、受章を容易にしようとして、業界人が準備する試験内容に口出しをしていると主張。また、独メトロ(流通)が試験のために器材等を提供することを挙げて、民間企業をスポンサーとすることは章の権威を損なうと主張している。
これに対して、COETのシャバンヌ委員長は、2001年以来、MOFの試験が職業資格試験(大学2年次卒業相当)を兼用していることを挙げて、一定の仕様を守る必要があるのは当然だと反論。その上で、MOF受章は相変わらず厳しい選抜を経て決まるものであり、価値が低下したようなことは一切ないと主張した。また、メトロからは、現物の提供以外の金銭の提供は一切ないと説明。今回の抗議行動については、運営の乗っ取りを目的とする策略だと批判した。