10億ドル超の資産家、フランスには40人=フォーブス誌ランキング

米フォーブス誌が発表した世界の資産家ランキング2018年版で、フランスでは10億ドル超の資産家数が40人となった。前年版から1人増えた。40人の資産額合計は2650億ユーロとなり、前年比で30%の増加を記録。これには主に株高が貢献した。
資産額トップは前年と同様、LVMH(高級ブランド)のベルナール・アルノーCEOで、推定資産額は600億ユーロに上った。2位は化粧品大手ロレアルの大株主であるフランソワーズ・ベタンクールメイエール氏の350億ユーロ。同氏は、母親のリリアーヌ・ベタンクール氏の死去(2017年9月)を受けて、圏外から一気に2位となった。以下、フランソワ・ピノー氏(高級ブランド大手ケリングのオーナー)が230億ユーロ、セルジュ・ダッソー氏(戦闘機など製造のダッソー・アビエーションなど所有)が190億ユーロ、エマニュエル・ベニエ氏(乳業大手ラクタリスのCEO)が120億ユーロ、ベルトハイマー兄弟(シャネルのオーナー)が各110億ユーロ、グザビエ・ニエル氏(通信大手フリーの創業者)が70億ユーロ、バンサン・ボロレ氏(ボロレ・グループのCEO)が60億ユーロで続いた。
全体として、資産額が増えた人は29人に上り、減った人は3人のみだった。パトリック・ドライ氏(通信・メディア大手のアルティスのオーナー)の場合は、アルティスの株価急落の影響で、資産額が60億ユーロまで減少、前年5位からトップ10圏外に後退した。新たにランク入りしたのは、ベタンクールメイエール以外には、ポールとラデュレ(食品)のオーナーであるフランシス・オルデール氏(12億ユーロ)とユーロフィン(検査・分析)のオーナーであるイブロイク・マルタン氏(11億ユーロ)の2人だった。
フランスの資産家の場合、米国と比べて、ハイテク系の起業家が少ないという特徴があり、高級品や医療・健康、食品部門の実業家が多い。