ビゼーの家をイブリーヌ県が買収、「欧州音楽センター」に整備へ

オペラ「カルメン」で知られる作曲家ジョルジュ・ビゼーが住んでいたパリ郊外ブジバル市(イブリーヌ県)の邸宅がこのほど、イブリーヌ県の所有物となった。総額100万ユーロ(うち10万ユーロが改装費)が投資された。この家は、「欧州音楽センター」を構成する施設の一部となる。
この家はブジバル市のイバン・ツルゲーネフ通り5番地にあり、セーヌ川の川辺に位置する。ビゼーはこの家を1874年に買い取り、「ここでカルメンを仕上げる」と書簡で証言している。ビゼーはその翌年の1875年、「カルメン」の初演中に36才の若さで亡くなった。
イブリーヌ県はこの家を、「欧州音楽センター」を構成する施設の一部とする目的で、紆余曲折の末に買収を決めた。「欧州音楽センター」は、バリトン歌手のジョルジェ・シャミネ氏が準備を進めているプロジェクトで、ビゼーの家と、近所にあるビゼーと同時代人のオペラ歌手、ポーリーヌ・ヴィアルドの邸宅、そして、ポーリーヌと「親交」があったロシアの作家ツルゲーネフの別荘などを施設として、展示移設や美術館、招へいアーティストのレジデンス、多目的ホールなどが整備される。2019年から段階的にオープンし、2022年に全体が完成する予定。