仏でバター不足

2016年後半に卸売部門で観測された仏でのバター不足が小売部門にも広がり、品切れが出るスーパーも出始めている。国内の牛乳生産量が減少しつつある一方で、バターの需要が増加していることが品不足発生の原因となっている。フランスは、1人当たりのバター消費量が平均で年間7.9kg(2013年調査)に達するバターの消費大国であり、バター消費量は2013−15年の間に5%増加。同期間の世界での増加率(2.5%)を上回る率を記録している。需給逼迫につれてバターの卸売価格も2016年4月の1トンあたり2500ユーロが今夏には7000ユーロにまで高騰している。バター生産者は年次契約で価格が定められているスーパーよりも、より高い価格を提示する購入者へのバター販売を優先しているため、スーパーの店頭からバターが消える現象となった。