商店のレジで現金引き出しのサービス提供、フランスでも開始が準備

フランスでは欧州連合(EU)のPSD2(第2次決済サービス指令)が2018年1月13日付で施行される。この中には、商店がレジで行う現金引き出しのサービス導入が盛り込まれている。政府は現在、関係各方面と施行令の策定を準備しているが、協議は難航している模様で、1月13日付では施行されない可能性がある。
商店がレジで、クレジットカードの提示により現金を顧客に渡すサービスは、ドイツなどでは普及している。一定額をカードで支払った顧客に対して、無料で現金引き出しに応じる(限度額あり)というサービスで、大手は揃ってサービスを提供している。フランスでは、大手流通業者が導入に積極姿勢を示しているが、銀行側は、キャッシュレス決済の普及という目標に逆行するとして消極的な姿勢を示している。流通業者側は、現金引き出しに応じることで手元に残る現金を少なくすることができ、店舗のセキュリティ向上と費用の削減が狙えると期待している。半面、政府は、現金引き出しとカード決済を分離する情報処理システムの導入を求める構えで、費用増を恐れる業界側はこれに反発しているという。