国産イチゴのガリゲット、消費が増加

フランスでのイチゴの消費に占める国産品種「ガリゲット(gariguette)」のシェアが拡大している。2016年に国内で消費されたイチゴは11万トンに上り、このうち40%は国産で、残りの60%はスペイン、ベネルクス、モロッコなどの外国産だった。国産イチゴ生産者協会(AOP)によると、国産イチゴのなかでは、その40%を占めるガリゲットが他品種を大きく引き離してトップに付けた。ガリゲットは41年前にアビニョンの国立農学研究所(INRA)が開発し、当初はロット・エ・ガロンヌ県で栽培されていたが、その後は全国に広がった。AOPによると、収穫量は少ないが、より甘く、味が良いイチゴ品種の開発で、低価格のスペイン産イチゴとの差別化を狙った。またこうした努力の延長上でより最近に開発された3品種のマラデボワ(mara des bois)、シャルロット(charlotte)、シフロレット(ciflorette)は合わせて仏産イチゴの36%を占めた。
消費調査のKantar Worldpanelによると、フランスの消費者が2016年に購入したイチゴ(国外・外国産)は世帯平均で2.75kgに上った。このうちガリゲットは430gで16%を占め、2012年と比べてシェアを3ポイント以上伸ばし、増加傾向にある。ロットエガロンヌ県やブルターニュ地方では、仏産イチゴのなかでもさらなる差別化を狙って、ガリゲットの糖度を保証する「赤ラベル」を導入した。糖度は7.5で、スペイン産イチゴの5-6を上回る。ただし、マラデボワの8-9を下回る。なお有機栽培の国産イチゴも出回り始めているが、まだ販売量全体の1-2%に過ぎない。