馬事産業の連合組織、FDJのライブ・ベッティングに反対して抗議行動

馬事産業の若年当業者が作る新設の連合組織JPFCは29日午後、パリで抗議行動を予定している。国営FDJ(宝くじ)が開始するスポーツ・ベッティングのライブ・サービスの試験について、馬券販売を駆逐する内容だと主張、見直しを要求する。5000人程度が抗議行動に参加する見通し。
FDJは、サッカー、バスケットボール、ラグビー、テニスの4スポーツについて、国内の100程度の販売店を選んで「ライブ・ベッティング」を試験的に導入。試験は年内を対象に行われ、FDJでは、対象となる試合や賭けの方式も限定されており、厳密な意味でのライブ・ベッティングではないと説明している。競馬も対象にはならない。
抗議行動の背景には、馬事産業の全体的な不振がある。国内の馬券販売は2016年にも4%減を記録し、低落傾向が続いている。競馬施行体を統括するフランス・ギャロ(駈足競走)とルトロ(速歩競走)も2013年以来赤字が続いており、最近の国会調査によると、このままだと2018年には資金的な余力が尽きるとされている。政府は業界のてこ入れ策の策定に向けた協議を開始しており、その結果が4月には発表される予定となっており、今回の抗議行動は、政府に踏み込んだ対応を促す狙いもあると考えられる。