飛行機械「エアボード」の開発、規制問題で困難に

フライボードの発明で知られるフランキー・ザパタ氏(38)の新発明「エアボード」の開発が規制上の問題で暗礁に乗り上げている。実験場の確保が難しくなっている。ザパタ氏は、外国移転は最後の手段だと述べて、国内での開発継続に意欲を示している。
フライボードは、ジェット水流の放出により水中に潜ったり空を飛んだりとアクロバットが可能な新スポーツ器具で、ジェットスキーの選手だったザパタ氏が2011年にリリース、世界的に評判を博している。ザパタ氏は同じ原理で、ターボジェットを備えて空を飛べる「エアボード」を開発、2016年に初飛行を成功させた。こちらはケロシンを燃料とする6基のターボジェットを装着した台の上に乗り、操縦して飛行するという趣旨で、これまでの試験飛行では最大時速150kmを実現、3km以上の連続飛行を達成した。この装置には仏兵器総局(DGA)も関心を示しており、デュアルユース技術開発の補助金の出願もなされた。ただ、飛行機械としての当局機関DGACの承認は、出願中だがまだ得られておらず、そうした中で、ザパタ氏は隣人に近隣迷惑で訴えられ、無許可を理由に飛行禁止の命令を受けた。インターネットではザパタ氏を支援する声も多数上がっており、ザパタ氏本人も、フランス製の発明を世界に送り出すために、国内で開発を継続したいと語っている。