カルフール、銀行口座サービスを開始へ

仏食品小売大手カルフールは3月21日、銀行口座サービス「C-Zam(セザム)」を4月18日に発売すると発表した。国内の3000店に上る店舗(大型店から小型店まで)を通じて販売する。
顧客はまず、店舗で5ユーロにてキットを購入。キットにはマスターカードのデビットカードなどが入っており、顧客はインターネット経由で登録を行って口座を開設、すぐにカードが使えるようになる。登録など利用はスマホ用アプリを経由して行い、フランスが発行する身分証(パスポート、身分証、滞在許可証)と住居証明(公共料金の請求書、課税証明書など)の2件の証明書をスキャンして送付する必要がある。カルフールはモルフォ社の技術を採用、証明書の確認から口座開設までを10分程度で行う。所得水準に関する要件は設けない。サービス料金は年間12ユーロ。
カルフールはこの新サービスを、コント・ニッケル(たばこ販売店を通じて販売される銀行口座サービス)やフィンテックによるネット専業銀行などを意識して投入。年間料金はコント・ニッケルの平均20ユーロより低めに設定し、スマホ用アプリを全面に打ち出した使いやすさをセールスポイントとした。カルフールには、消費ローンなどを取り扱う銀行子会社カルフール・バンクがあり、銀行口座サービスはカルフール・バンクを基盤にして展開、新規顧客をカルフール・バンクの各種サービスに誘導するという狙いもある。カルフールのポイントカード・サービスとも連動させ、携帯決済サービスもセットで提供する。