パリ北郊の高校暴力事件、未成年者8人が起訴へ

パリ北郊サンドニ市内のシュジェ高校で3月7日に暴力事件が発生した。数十人のグループが校内に乱入し、3ヵ所に放火したうえ、建物の一部にガソリンを撒いた。火は消し止められ、生徒らは全員が避難した。その後、高校前で警官隊と火炎瓶などで武装したグループの間で衝突が発生。この際に55人が逮捕された。一部の逮捕者の勾留は8日まで継続され、結局、逮捕者のうち8人の未成年者が「国家を代表する者への暴力」、「武装集合」、「反乱」の容疑で9日に起訴されることが決まった。それ以外の47人は8日までに全員が釈放された。高校生団体FIDLは、無関係な者が大量に逮捕されたと主張し、行き過ぎがあったと警察の対応を非難した。
その一方で、カズヌーブ首相は8日、この事件を極右FNが選挙目当てで利用していると非難。FNのマリーヌ・ルペン党首は、重大事件に対する政府の対応が不十分であるとして批判していたが、カズヌーブ首相はこれに対して、司法当局が犯人らを厳正に処罰すると述べて、この批判に反論した。