パリ地裁、Heetchに白タク行為で有罪判決

パリ地裁は3月2日、相乗り仲介アプリHeetchの運営会社などを被告人とする刑事事件裁判で、白タク行為斡旋などを理由に有罪判決を言い渡した。運営会社に20万ユーロ(うち15万ユーロは執行猶予)、経営者2人にはそれぞれ1万ユーロ(うち半額が執行猶予)の罰金刑を言い渡した。また、原告団のタクシー運転手ら(1460人)へ53万ユーロ強の損害賠償を支払うよう、被告人らに命じた。
Heetchは、22時から6時まで稼働する相乗り仲介アプリで、都市部で深夜に帰宅の足を確保する目的などで、若い世代による利用が多い。このアプリで収入を得ているドライバーは3万人に上るといい、公称によると月間で延べ50万人が利用している。
Heetch側は裁判で、営利目的のサービスではなく、ライドシェアリングの一種であると主張。ドライバーの収入は年間6000ユーロを上限としており、これは、乗用車取得に伴い生じる年間費用に相当する額であり、ドライバーはそれ以上の利益を上げられない仕組みになていると主張したが、裁判所はこれを認めなかった。
Heetchは、判決は不当とした上で、文を精査した上で控訴の是非を決めると発表。サービスは一時停止とするが、事業再開は諦めないとしており、法律改正を求める運動を行う考えを示している。