アコーホテルズ、サルコジ前大統領を取締役に起用

アコーホテルズは21日、サルコジ前大統領を社外取締役に任命したと発表した。サルコジ前大統領は取締役として、新設の「国際戦略委員会」の座長を務める。前大統領は年間12回程度出席し、年間6万ユーロ程度の報酬を得る。
アコーホテルズはフェアモント・ラッフルズの買収を決め、国際事業を強化している。こうした取引もあり、中国の錦江(12.5%)やカタール政府系ファンド(10.3%)など主要株主には外国資本が多く、サルコジ前大統領の起用には、こうした勢力ににらみを利かせるという意味もあるとみられる。
アコーホテルズのバザンCEOはサルコジ前大統領とは旧知の仲で、縁は1993年に遡る。パリ西郊ヌイイ市で幼稚園を狙った人質事件が発生した際、CEOの娘も人質の中にいたが、当時ヌイイ市の市長を務めていたサルコジ氏は事件に自ら介入、事件は負傷者などを出さずに解決した。バザン氏はこれ以来、サルコジ氏を恩人と心得ているという。バザン氏は、投資ファンドのコロニー・キャピタルのトップから、出資先のアコーホテルズのトップとなったが、コロニー時代には、PSG(サッカーチーム)への出資分をカタール資本に譲渡する(2011年)に当たり、サルコジ氏の助力を得たこともある。