日産、パリでカーシェアリング・サービスを開始

日産自動車は新たなモビリティサービスを2月21日からパリ首都圏で試験的に開始した。「Get & Go Micra」と命名されたこのサービスは、シェアハウスなどにヒントを得たカーシェアリングサービスで、1台の日産マイクラ(日本名はマーチ)を利用時間帯が重複しない複数人が年間契約で賃借することにより、クルマを効率的に活用するとともに、費用負担を減らすことができる。
日産は仏フラン工場で生産される新型マイクラ(ディーゼル車またはガソリン車)を提供し、サービスはRCIバンク(日産と連合を組むルノーの金融子会社)が開設したオンラインプラットフォームで運営される。利用希望者はスマホ対応のアプリで登録し、最大5人で構成されるグループで1台を共同賃借できる(契約最低期間は1年間)。近所に住み、互いの利用時間帯の調整が可能なことがグループの構成条件となるが、プラットフォームに登録済みの希望者リストから適切な相手を選んでグループを作れるほか、既存グループに参加してもいいし、家族や友人などでグループを組んだ上で申し込んでもよい。
燃料代は専用の支払カードを用いて、各人が走行距離に応じて支払う。駐車場についてはグループの誰かが提供するか、共同で賃借する。
費用は人数や走行距離により異なるが、標準的なケースとして、4人でシェアして年間に1万5000kmを走行すると想定した場合、保険代や維持費も含めて、1人当たり月間87ユーロと日産では試算している。これに、燃料代・駐車場代を追加しても、1人当たりの年間費用は1700ユーロ程度であり、類似のカーシェアリングサービス(年間2500ユーロ)と比べて安価だという。