政府、人工知能振興プランを公表

政府は20日、人工知能(AI)関連産業の振興プラン「フランスIA」を公表する。ルメール・デジタル・イノベーション閣外相とマンドン高等教育閣外相が揃って発表する。大統領選前の3月28日に正式に開始する予定。
振興プランでは、産学協働を通じてフランス発の人工知能関連産業のエコシステムの育成を目指す。ルメール・デジタル閣外相は、数学・情報処理の分野で高い研究開発の水準を誇るフランスには人工知能の開発に向けた切り札があると指摘。「フレンチテック」で成功した手法を取り入れ、様々な努力や試みの間で連携を図り、エコシステムを育ててゆくために振興プランを準備したと説明している。
フランスでは、人工知能に関連する分野の研究者数は3000人を超えており、関連のベンチャー企業数は既に200社近くに上る。「フランスIA」の推進委員会には、高等師範学校(ENS)の情報処理部門のジャン・ポンス部長、フィールズ賞受賞の数学者セドリック・ビラニ氏ら研究界の代表や、ベンチャー企業Snipsのランド・イニ創業者社長ら実業界の代表が参加。また、公共投融資計画(「未来のための投資」)からの資金協力も予定されており、同計画の運営主体である投資総局のシュバイツァー局長も委員会に加わる。民間投資の呼び込みも課題となる。