仏に来週寒波が襲来:電力需給が逼迫か

仏気象協会メテオフランスによると、フランスに来週寒波が襲来し、1月17日以降は全国的に気温が例年に比べ5-10度下回って、多くの地域で零下となることが予想される。これに伴い、仏送電事業者RTE(電力大手EDFの子会社)は12日、仏国内の電力需要が18-20日にかけて、ピーク時(夜7時時点)に100GWに達する可能性があると予告した。これは、20年に1度の水準とされた2012年2月の102.1GWに近いレベルとなる。レゼコー紙によると、来週運転が可能な仏国内の発電容量は85GWにとどまる。またRTEによると、来週隣国から輸入できる電力は7GW程度となるといい、電力供給不足が懸念される。
こうした状況に対応するため、EDFは、来週検査のために運転を停止する予定だったシボー原子力発電所1号機およびトリカスタン原子力発電所2号機(総設置容量は2.4GW)の運転を当面継続する方向でASN(仏原子力安全局)と協議を行っている模様。また、電力供給事業者(EDF、エンジー、ディレクト・エネルジー、ランピリスなど)は13日にエネルギー省において、ユーザーに対する省エネの要請などの対策を協議する予定。なお仏国内では世帯の33%程度が電気暖房を利用しており、1度温度が下がるごとに必要な発電容量が最大で2.4GW増加するという。