保健省、インフルエンザ対策を病院に指示

トゥレーヌ保健相は1月11日、インフルエンザ対策に関する通達を病院に出した。緊急外来の受診者増加に対応するために、予定されている外科手術の延期、休暇中の医療関係者の呼び戻し、入院患者の退院加速などを措置を講じるよう求めた。
インフルエンザの重篤患者は昨年11月からで627名に達し、このうち52名が死亡している。死亡者の85%は65才以上の高齢者だった。今年はインフルエンザの流行が例年よりも早く、ピークを迎えるのは来週と予想される。
公立病院連合会(FHF)のバルトゥー会長は、病院側は指示されるまでもなく、必要な対策を講じていると説明。緊急外来に来る患者が多いのは、開業医による医療体制にほころびがあることが一因だと指摘。また、政府の進める政策により、病院のベッド数が過度に削減されたのではないか(2015年から2017年にかけて1万6000ベッドを削減)とも述べた。
インフルエンザ・ハイリスク群の予防接種率は2014年は46.1%、2015年は48.3%だった。公衆衛生担当機関によると、加齢と共にワクチンの効果は低くなるものの、予防接種は、毎年2000人程度の高齢者の死亡を回避することに貢献している。