パリ市、駐車違反罰金を引き上げへ

パリ市は駐車違反の罰金を引き上げる方針を固めた。現在17ユーロの罰金を、1-11区については50ユーロ、12-20区については35ユーロにそれぞれ引き上げる。2018年年頭の施行を目的に、必要な条例案を1月末にも市議会で採択する予定。
駐車違反の罰金は、かつては全国一律だったが、2014年の法改正により、市町村に決定の権限が認められた。パリ市はこれを利用して引き上げを決める。
パリ市の駐車スペースの料金は、1-11区で1時間につき4ユーロ、12-20区で同2.4ユーロに定められているが、罰金額が低めであることから、駐車料金を支払わない人が多い。パリ市によると、実際に料金を支払う人は1割に満たないといい、順法精神の徹底を図る目的で罰金を引き上げる方針を固めた。市側は、これにより、長時間の駐車をする人が減り、空車の駐車スペースを見つけやすくなると説明している。また、罰金収入の増加と駐車料金の支払いの増加という両面の効果により、数億ユーロの収入増が見込めるとも説明している。これに対して、パリ市野党の保守中道勢力は、収入増加のみを目的とした措置だと批判している。