リヨンの高齢者施設でインフルエンザ大量罹患、13人が死亡

リヨン市内の要介護高齢者向け施設(コリアン・ベルトロ社が運営)で、入居者13人がインフルエンザのため死亡する事件があった。当局は事態を重く見て、原因調査に着手した。
この施設では、入居者102人のうち72人がインフルエンザに罹患。うち13人が12月23日から1月7日にかけて死亡した。コリアン社によると、同施設では10月7日に入居者向けの予防接種を開始。41人の予防接種が終了していたが、インフルエンザの罹患者が目立ち始めた12月20日の時点で、当局による一般的な勧告に従う形で予防接種を停止した。なお、入居者のうち13人は自らの選択で予防接種を拒否しており、うち3人が死亡者の中に含まれている。他方、同施設の職員のうち、予防接種を受けていたのは39%に留まっていた。これは不十分であるように見えるが、当局が2007-2008年に100施設程度を対象に行った調査と同程度の数字となっている。大規模な罹患に至った経緯や原因は今のところ明らかではないが、医療専門家からは、医療に携わる者がリスク軽減のための予防接種に応じないのは問題があるとする指摘も出されている。現状では、医療関係者におけるインフルエンザの予防接種は義務付けられておらず、各人の判断にゆだねられている。