大統領選世論調査:フィヨン候補がトップ、マクロン候補が支持伸ばす

ルモンド紙などの依頼で行われた世論調査によると、大統領選の第1回投票では、どのような顔合わせになったとしても、共和党のフィヨン候補がトップになる見込み。第2位は極右「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン党首で、両者による決選投票となる。ただ、両者とも、支持率は低下傾向にある。
この調査は、12月2日から7日にかけて、1万8013人を対象に実施された。調査は、フィヨン候補が共和党の指名を得て、さらに、オランド大統領が出馬の断念を発表した後に行われた。調査では、社会党の候補がバルス前首相かモントブール元経済相のいずれかになると仮定し、中道野党MODEMのバイルー党首が出馬するか否かの2通りの可能性を設定し、それぞれのケースについて第1回投票での支持率を調べた。その結果、フィヨン候補の支持率は26-29%で最も高く、マリーヌ・ルペン候補が24-25%で続いた。フィヨン候補は、65才以上の層で特に支持が高く(平均の支持率に比べて14ポイント上)、農民、自営業、管理職、そして所得が高め(月額手取り3500ユーロを超える世帯)の層で支持率が高めだった。ただ、共和党の候補指名を争ったジュペ元首相が候補だったと仮定した場合で、ジュペ氏は30%を超える支持率を獲得しており、これに比べてフィヨン候補の支持率は低い。また、マリーヌ・ルペン候補も、これまでは27-30%の支持率を獲得してきたが、現在では数ポイント後退している。
社会党の候補を見ると、バルス前首相が11-12%、モントブール元経済相が6-7%で、だれが出ても劣勢という状況は変わっていない。左翼党所属のメランション候補(13-14%)は支持が安定しており、社会党候補はメランション候補に及ばない結果になる。その一方で、マクロン前経済相は、13-18%の支持率を得て、いずれの場合でも第3の男の地位を確保している。マクロン氏の支持率は上昇傾向にあり、これから支持がどう動くかが注目される。マクロン氏は中間層の支持を得ているが、左翼と右翼からの支持はごく低いという特徴があり、これは、左右の対立を超えて国民を結集するというマクロン氏の持論がある程度、有効に機能していることを示している。