ラジオ局ヨーロッパ1、大物エルカバシュ氏が降板に

民放ラジオ局ヨーロッパ1(ラガルデール・グループ)は12日に経営陣の刷新を発表した。日曜日の政治対談番組「グラン・ランデブー」の司会を20年に渡って務める大物ジャーナリストのジャンピエール・エルカバシュ氏(79)が年内で番組を退くと予告した。
ヨーロッパ1は聴取率が9-10月に8.1%まで低下。競合のRTL(民放)やフランス・アンテール(国営)に大きく水をあけられており、人事刷新を通じててこ入れに乗り出した。エルカバシュ氏に代わって、ナミアス現社長が番組司会を務め、ナミアス氏に代わってリシャール・ルノルマン氏が社長に就任する。エルカバシュ氏には別の番組が任され、降板という印象を薄めるように配慮がなされているものの、やはり一時代が終わったという感は強い。エルカバシュ氏は政治ジャーナリズムの世界に長年にわたって君臨したが、サルコジ前大統領が予備選に敗れて姿を消し、オランド大統領も出馬を断念したことで、「知った顔」が次々にいなくなり、聴取率にとどめを刺された格好になった。