カユザック元予算相、脱税事件で禁固3年の実刑判決

カユザック元予算相を被告人とする脱税事件の刑事事件裁判で、パリ地裁は12月8日、元予算相に禁固3年の実刑判決を言い渡した。あわせて、5年間の被選挙権停止も言い渡した。元予算相は判決を不服として控訴することを決め、勾留は見送られた。
カユザック元予算相は長年にわたりスイスに隠し口座を保有し、資産を秘匿していた。予算相を務めていた当時に疑惑が発覚し、2013年春に辞任、その後に隠し口座保有の事実を認めていた。裁判所は、ロカール元首相(故人)の選挙資金集めのために外国口座を開き、それが使われないまま放置されていたとの元予算相の釈明を全面的に退け、意図的に長期に渡り収入を隠してきた悪質な手口の脱税と認め、厳しい実刑判決を言い渡した。このほか、元夫人のパトリシア・カユザック被告人には禁固2年の実刑判決を、脱税に手を貸したスイス・ジュネーブのReyl銀行には法人としてこの種の犯罪では最高刑の187万5000ユーロの罰金刑を、同行のフランソワ・レイル氏には執行猶予付き禁固1年と37万5000ユーロの罰金刑を言い渡した。