テロ計画の容疑者逮捕:5人に予審開始通告

警察が11月21日までにテロ計画容疑で7人を逮捕した件で、捜査当局は25日、5人に予審の開始を通告した。予審は担当の予審判事が起訴の是非を決めるために行う裁判上の手続き。5人の勾留はそのまま継続された。逮捕された容疑者のうち2人は22日までに釈放されている。
捜査当局が25日に発表したところによると、予審開始を通告されたのは、ストラスブールで逮捕された4人と、マルセイユで逮捕された1人。マルセイユで逮捕されたのはモロッコ人でフランス非居住者。ストラスブールの4人は、26才から37才までの男性4人で、2人はフランス人、残る2人はそれぞれ、チュニジア及びモロッコとフランスの二重国籍者だった。この4人は子供時代からの友達であり、マルセイユで逮捕のモロッコ人との間で直接の連絡はなかったが、いずれもシリアからイラクにかけての「イスラム国」の人物から指令を受けてテロを計画していた。12月1日にもテロを行う計画だった模様で、ストラスブールで逮捕の4人のうちの2人の自宅からは、「イスラム国」への忠誠を誓う旨の文書などが見つかっており、武器なども発見されている。
ストラスブールの逮捕者4人は、「イスラム国」のシンパとしては年齢層が比較的に高く、ほとんどが定職を持ち、標準的なテロリスト像にはあまり合致していない。過激化で当局にマークされている人物たちではなかったが、うち2人はシリアに渡航経験がある可能性が浮上している。具体的な標的については明確ではないが、パリ・シャンゼリゼ大通りのクリスマス市などがリストアップされていた模様。