市街地の小型スーパー、過当競争の時代に

仏日刊紙ルフィガロは11月21日付で、市街地内の小型スーパーが過当競争の時代に入ったと報じた。フランスではこの数年、食品小売大手各社が、市街地内の小型店舗を成長力の柱と見据えて、その展開に注力してきた。2年前には年間10-11%の成長が見込まれていたが、ニールセン調べによると、この1-9月には成長率が7%まで減速、IRIでは、今後数年には4-5%まで減速すると予測している。パリの場合はまだ飽和状態に達したとはいえず、本来なら展開拡大の余地があるが、期待したほどの成長が得られていないことを踏まえて各社も戦略を見直しつつある。まず、他社のフランチャイジーの引き抜きが、リスクを犯さずに手堅く事業を拡張する手段として増えてきており、フランプリやカルフールがこの手法で店舗を増やしている。サービスの多様化やコンセプトの見直しもさかんで、イートインコーナーの設置や各種サービスの窓口としての機能の提供などの事例がみられる。営業時間の延長による利便性の追求も進んでいる。また、スペースの限られた店内(400平方メートル未満)で利益率を引き上げるのも課題で、オーガニック製品を中心にした品揃えなどは、集客力発揮のためのコンセプトであると同時に、利益率拡大のための取り組みでもある。利益の出ない店舗は整理する動きも進んでおり、カジノの場合、年頭以来でフランプリ及びリーダープライスの270店舗を閉鎖した。カルフールの場合も、市街地内の小型店舗の数が、年頭の4263店から9月末には4226店まで減少した。