ナント大学で患者3人が相次いで死亡、悪性リンパ腫治療中に

ナント大学病院で悪性リンパ腫の治療を受けていた患者3人が相次いで死亡する事件が発生した。政府は17日に行政調査を開始、18日には検察当局も過失致死などの疑いで予備捜査を開始した。
死亡したのは61才から65才までの患者で、いずれも悪性リンパ腫で化学治療を受けていたところ、心不全の合併症により死亡した。同じ治療を受けていた40才弱の男性患者1人も重篤な状態に陥った。治療は、自家造血幹細胞移植と抗がん剤化学治療を併用したもので、化学治療には、移植後にメルファラン(アルケラン)が投与される予定だったが、在庫がないことから、代わりにシクロフォスファミド(エンドキサン)が投与されていた。シクロフォスファミドには心不全併発の副作用があることが知られているが、これほど連続的に問題が発生するのは想定外であり、専門家らは、代替そのものが原因であるとは考えにくいと説明している。保健省社会問題監察総局(IGAS)による行政調査では7日以内に結果報告がなされる。