パリのホテル料金、11月に入って大崩れ

パリのホテルの宿泊料金がこのところ大崩れしている。観光客の減少を背景に、踏み込んだ割引キャンペーンを行うところが増えている。高級ホテルのフーケッツでは、19日と20日の週末に1泊701ユーロと、通常より16%低いキャンペーン料金を適用。こうした割引の動きはすべての等級のホテルに広がっている。予約サイトのTrivagoによると、フランス全国では、11月の予約時料金は前年同期比で15%低い水準に低下、この下げ幅は今年に入って最大であるという。パリに限ると低下率は17%とさらに大きい。テロの影響で観光客が減ったことに加えて、このところはポンド安により英国観光の価格競争力が向上しており、観光客をさらに奪われる結果を招いているという。パリではそれでも、10月までは大規模な見本市などが需要を支えたが、11月には支えがなくなり、大崩れになったという。業界関係者の中には、好況期に料金が水膨れし、クオリティの伴わない業者が増えたという事情があると指摘する向きもあり、適正料金を探る動きであるという受け止め方もある。